不正改造

不正改造(車検不可)には色々な種類があります。気軽に○○交換したら、実は不正改造(車検不可)だったというのはよくある事です。ここでは代表的な事例を挙げます。

改造箇所 改造内容 不正改造理由
警音器
(クラクション)
ミュージックホーンやヤンキーホーン ヤンキーホーンやファーーンと間延びする音のクラクションは違法です。基本は純正のピッピッです。
ドアミラー
フェンダーミラー
固定式のドアミラーや鋭い突起型 ドアミラーは手動・電動に関わらず、折りたたむ事ができます。これは衝突の際、衝撃を和らげる構造でなければいけません。鋭い突起型も危険ですのでダメです。
前面ガラス及び運転席・助手席の窓ガラス 指定以外のステッカー貼付及び着色フィルムの貼付 指定されたステッカーとは「車検ステッカー」と「定期点検整備済」ステッカーです。それ以外のステッカー貼付はダメです。
着色フィルムを貼った場合、可視光線透過率が70%未満のものはダメです。ちなみにガラス自体は可視光線透過率100%ではありません。フィルム自体は80%だが、ガラスに貼ったら70%未満で車検不合格という場合もあります(見た感じ、ホントに透明なのですが・・・実際測定したら車検落ちました)
参考までにエスティマMCR30Wのガラスは、フィルムを貼らない状態で可視光線透過率71%です。わずかに着色されたガラスを採用してるようです。また、ワゴンR等の小さな三角窓も対象です
タイヤ 車体からはみ出る 分かり易く言いますと、フェンダーからはみ出ているのはダメです(細かい規定はありますが)。ほ○○車は社外アルミに履き替えるとはみ出す事が多いです。純正でもギリギリくらいですからね。
サスペンション ローダウン ローダウンに関しては特に厳しいのが現状です。リフトアップも同様。スプリング遊んじゃってるのはもちろんダメ。しかも最低地上高を確保しなければなりません。詳しくはこちら
ヘッドライトやテールランプ類 違う色の球交換等 分かり易く言いますと、ブレーキは赤・ウインカーは橙色・バックは白・ナンバーも白が基本です。これ以外の点灯色はダメです。ブレーキ踏んだら白色・ウインカーが黄色・ナンバー灯が青色なんていうのはもちろんダメです。クリアレンズ使用の際は要注意、基本は純正です。
リヤスポイラー 基準外のウイング 最近はあまり見かけなくなりましたが、明らかに車体外に突出している・鋭い突起状はダメです。
装飾版 前面ガラス等への装飾版 17年1月1日から規制開始しました、ダッシュボードに置く装飾版です。死角が発生します。以前は大型トラック等に多くついてました。乗用車等も規制対象です。背景には装飾版を装着した大型トラックが道路横断中のベビーカーと母親を跳ね、幼児死亡・母親重症という傷ましい事故が発生しました。

尚、構造変更を要する改造は除きます。例えばオーバーフェンダーにしたら、車幅等の構造変更・記載変更します。


罰則

自動車の不正改造は法律で禁止されています(道路運送車両法第99条の2)。
6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金。
不正改造車には整備命令を発令し整備命令のステッカーを貼付します。命令に従わない場合は、自動車の使用停止して、車検証とナンバー没収です。


不正改造の整備・販売に関して

・不正改造は受け付けません。共謀・教唆含む。
・j不正改造車の点検/整備は、修復(元に戻す)を条件として受け付けます。よって点検・整備後に元通り(不正改造)に戻しません。販売も同じです。


余談ですが

検査主任者の講習会でこんな話を聞きました・・・検問でフルスモーク車が捕まったそうです。よくみると車検受けたばっかりで、保安基準適合証(通称:保適)が貼ってあったそうです。保適とは指定工場等で車検合格したが、車検証が出来上がらないので、その間フロントガラスに貼ってある紙の事です。
それでおまわりさんがドライバーに「このまま車検受かったのか?」と聞いたところ、ドライバーが「はい」と答えたそうです。すぐに車検をした整備工場が判明して、指定工場取り消し等の重い罰則を受けたそうです。

ペーパー車検についても話がありました・・・ペーパー車検とはクルマを検査しないで車検証だけを更新する事です。たまに新聞等で見かけますね。背景には工場の利益追求・ユーザーさんからは安くやってくれ&無理やり車検通してくれ等の注文があるようです。もちろん指定工場取り消しや業務停止等の思い罰則がある他、整備業界の社会的信用もなくしてしまいます。

ユーザーさんも我々も不正改造には充分注意しましょう(終)


by 向陽自動車工業