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ユーザー車検後の気になるデータ

ここで日本自動車整備振興会連合会が発表した興味深いデータがあります

近年のユーザー車検(代行業者含む)の増加に伴い、これらの車両が車検受検後に不具合等の為、整備工場へ入庫するケースが増えました。

平成9年1月から平成17年12月までの全国の整備事業場への調査で報告のあった1904件について結果をまとめたものを抜粋してご紹介します。


ユーザー及び代行車検受検後の整備事業場への入庫理由別では、

車検合格後の不具合によって入庫したものが66%
車検不合格による再検査箇所の整備が12%

これらから推測できる事=数値高いですね。もしも整備工場で100台中60台が再入庫だったら情けないですね。


ユーザー自ら受検したあとに、

車検合格後の車両不具合での入庫が47%
車検不合格で再検査箇所整備が33%

これらから推測できる事=やはり再検査になる確率高いですね。もしも整備工場でこの数値なら、情けないですね。


代行業者へ依頼して受検したあとに、

車検合格後の車両不具合での入庫が80%
車検不合格で再検査箇所整備が5%

これらから推測できる事=不合格になるような箇所は未然に対処しているので、検査(車検)を通すプロは不合格になる確率は少ないでしょう。しかし、車検合格後の車両不具合での入庫が80%と高い数値は、車検に受かるだけで良いという表れでは?


整備工場へ入庫した時の車検回数は、

2回目〜4回目に集中して、全体の52%

これらから推測できる事=クルマは消耗品ですので、走行距離・年数経過すれば、消耗品・故障箇所も発生して当然です。


整備工場へ入庫した時の走行距離は、

5〜7万kmが21%
7〜10万kmが26%
10万km超が18%

これらから推測できる事=クルマは消耗品ですので、走行距離・年数経過すれば、消耗品・故障箇所も発生して当然です。


装置別整備箇所は、
整 備 箇 所 内   容 原 因 は ?
1位 ブレーキディスク及びパット類 圧倒的に多いのがブレーキパット磨耗とディスクローター損傷です 検査(車検)はテスターでのブレーキの利き具合等を測定するだけです。言い換えればパットの残量が無くてもブレーキが利いていれば検査は合格します
2位 ドラム及びライニング類 ライニングの磨耗が多いです パット同様、検査(車検)はテスターでのブレーキの利き具合等を測定するだけです。言い換えればライニングの残量が無くてもブレーキが利いていれば検査は合格します
3位 ファンベルト類 ベルト類(ファン・エアコン・パワステ)の損傷です。ひび割れや磨耗 ひび割れ・ベルト鳴きしてようが検査には支障ありません
3位 ドライブシャフト類 圧倒的にドライブシャフトブーツ切れです ブーツ切れは検査に合格しません、再検査になった箇所だと推測できます
5位 ホイルシリンダ類 圧倒的に多いのがホイルシリンダからのブレーキオイル漏れです ホイルシリンダのカップキット(ゴム製部品)を交換しなかった為です。ブーツめくって点検しないのかな?
これらから推測出来る事=もちろん点検していないからだと思いますが・・・認証工場での車検整備では一番重要視してる箇所が上位を独占してますね、法改正を誤解している証拠でしょうか?
再検査での整備箇所は、
1位 ギヤボックス、ロッドアーム類、ボールジョイント
2位 ドライブシャフト
3位 灯火、計器類

これらから推測できる事=車検は「前検査・後整備」もOKですので、不合格による再検査は当然あると思います。再検査になると整備してまた検査を受けに行かなければならないので二度手間です。不合格で再検査になってしまうのは、検査前の点検整備が充分でないと言えますので「前整備・後検査」が良いと思います。

以上、ユーザー・代行車検に関するデータを抜粋しました。
詳細は整備工場さんに配布されるjaspa newsをご覧下さい。

私の経験談・・・もちろんユーザー車検で合格したクルマの整備をした事があります。主な修理内容はブレーキに関するトラブルが大半を占め、次にエンジンオイル漏れです。
ブレーキに関しては、効きが悪い・異音がするといった症状での入庫です。これはユーザー車検ではブレーキの分解整備を行ってない為、ブレーキオイル漏れやブレーキパット及びライニングまで点検していない。裏を返せば、パット・ライニングの残量があろうがなかろうがブレーキが利いていれば車検に受かるという事です。

オイル漏れに関しては、車検後にオイルが漏れ始めたと依頼されるケースが多いのですが、それはちょっと誤解されてるようです。オイル漏れは突然ポタポタ漏れ始めませんので、最初はニジミ程度→さらにゴム製のパッキン類が硬化→ついにポタポタ漏れ始める、といった段階を踏んでます。よって地面に垂れるまでに至るのは数ヶ月はかかるでしょう。ですので車検前に、すでに漏れていた形跡があった・漏れる前兆があった・と考えられるので、車検後にいきなり漏れたのではなく、オイル漏れ修理をしないまま、検査(車検)前にスチーム洗浄して合格しただけと予想されます。車検後って意外と目に付くのもです。

いずれの不具合も全体的に重症なケースが多いです。恐らくその都度整備をしていないからだと思います。ユーザー車検を実施する人の大半は金額の安さを求めてます。私の知り合いでも自分で車検(ユーザー車検)をされる人はいますが、特に反対もしません。ユーザー車検も立派な制度です。ですが検査(車検)に受かっちゃえばOKという心理が働く為か、検査合格後あえて定期点検整備等を実施されてないようです。定期点検整備を実施しないから罰則を受けたという話は聞きませんし、法改正を誤解されているようです。

一般的に整備工場では=「前整備・後検査」
を実施してますので、不具合箇所・消耗品等は車検整備時に直してから、検査(車検)を受けます。
一般的にユーザー車検は=「前検査・後整備」を実施しているので上記のような事が発生するのだと思います。車検に受かっちゃえばOKという誤解心理が働いてしまうようで、検査後(車検後)に定期点検を実施する人は稀でしょうか。

現行の車検制度は以下の2通り
「前整備・後検査」
=先に定期点検整備(車検整備)を実施してから検査(車検)を受ける事。法改正以前から一般的に自動車整備工場で行う整備付き車検。
「前検査・後整備」=先に検査(車検)を受けてから、定期点検整備(車検整備)を実施する事。法改正に始まった、一般的にユーザー車検等。 結構知らない人が多いです⇒整備の依頼先は大丈夫かな?

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